頚肩腕症候群
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からだガッテン
Q.
腕が痛い、腕がしびれる、首がこる、肩が重いなどの症状を訴える方からお問い合わせがありました。病院に行くと頚肩腕症候群(※1)と言われたそうです。肩こりがひどく悩んでいらっしゃいます。とりあえず僧帽筋をしていますが問題ないでしょうか?他の有効箇所もあれば教えて下さい。
○43歳 身長は152 中型体系か、ややぽっちゃり型 女性
○仕事、事務と時々ミニチュアのワックス修正(細かい手作業)
○痛むところは左肩付け根
さわってみて両方の首と方、背中も固いように感じました。
A.
頚肩腕症候群には色々な原因がありますので、特定することは難しいと思います。
①年齢的なことでいえば、ホルモン分泌に変化が出てくる年齢なので更年期障害の痛みも考えられます。ホルモン低下に身体が慣れるまである程度は時間が必要でしょう。ストレスも影響しますからフーレセラピーでゆったりしてもらい、血液循環が良くなって自律神経の働きが正常になってくれば楽になるかもしれません。
②事務のお仕事であれば、パソコンや座る姿勢(首の位置や背中の状態など)で、首から肩の付け根、背中の筋肉に負担がかかり痛むこともあります。
③ぽっちゃり型で筋肉があまりないようでしたら、身体が冷えますので疲労が溜まり痛みを感じます。この場合は身体を鍛えてもらう、腕や身体を動かす、温めることが必要です。
フーレセラピーも身体を温めますから効果的でしょう。
次に、左肩付け根の痛みに関して。
②の筋肉の疲労と考えると、僧帽筋の緊張も考えられます。
首から肩、さらには背中に続く筋肉ですから、前述しました姿勢が原因かもしれません。
技術としては下半身の施術はもちろんですが、僧帽筋と肩甲挙筋、脊柱起立筋が良いでしょう。
腕の使い過ぎなどの自覚がおありであれば、肩関節(腕の付け根)から上腕の部分をほぐしてください。肩を上に挙げるような動作が多い人であれば、棘上筋(きょくじょうきん)の緊張も考えられるので、僧帽筋のプッシュと肩甲挙筋のソクトウスラッシュがいいでしょう。
(※1)頚肩腕症候群とは:首や肩の凝り、背中が張って痛い、手や指がしびれる、手に力が入らない、腕が重い、頭重、めまいがするなどの症状。
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