セラピストの使命
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インストラクターのつぶやき
アメリカに住む友人が下肢静脈瘤手術のために帰国をするというので話を聞いたところ、アメリカの医療事情に驚きました。彼の知り合いがヘルニアの手術をしたところ、160万円の治療費を請求されたそうです。日本であれば保険適用の場合は入院費も含めて自己負担額7~10万円で済みます。友人の場合、日本では自費治療になりますが、たとえ往復の飛行機代を支払ってでも日本で手術に踏み切った理由に納得しました。ちなみに盲腸の場合は日本では10万円前後ですが、アメリカでは200万円前後かかるそうです。友人曰く「アメリカでは病院に行けない」とぼやいていました。日本は保険医療制度が整っているので個人負担は少なくて済みますが、今後は厳しい状況に移り替わることが予測されます。高齢化が進み医療費も膨れ上がり、日本の財政は危機的な状況で今後増加する医療費を支える余裕がもうなくなっているからです。
最近はマスコミを通して「未病」という言葉を耳にするようになりました。ご存知のように、病気ではないが何となく不調を感じる半健康状態を指します。そして「未病を治す」とは中国医学の考え方で「病気にならないようにすること」を意味します。病気になると経済的な負担や精神的ストレスも溜まってきます。健康維持のためには生活習慣を見直すことで改善できることが多くあります。古代中国における医者のランク付けで最高位は『食医』でした。日々の食事を通して病気にならないようにする指導医が一番格式の高い医者だったのです。その後は疾医(内科医)、傷医(外科医)、獣医と続きます。現代医学の祖と言われるヒポクラテスも『食で直せない病気は、医もこれを治せない』と言っています。日々の習慣が健康に大きく影響することがわかります。
これは以前日本のメキシコ大使館に勤務する女性から伺ったお話です。「日本に来て国の豊かさの違いに驚いた。欲しいものはなんでも手に入る日本は裕福でうらやましい。しかしなぜもう少し自分の身体、健康に気を遣わないのだろうか。メキシコは十分な医療体制も整っていないので病気になると大変な思いをしなければならない。だから健康に関しては多大な注意を払い、自分の身体のためには優先的に投資している」と。
本当に大切なものは、失ったときに初めてわかる。しかし気が付いたときには手遅れになっているといいます。健康も大切なものも一つです。健康が最終目的ではありませんが、健康でなければ何もできないことも事実です。数年後の医療事情を考えると、若い世代にこそフーレセラピーを受けて頂きたいと改めて思いました。
日本、アメリカ、メキシコとそれぞれ事情は違いますが、子供たちに豊かな国を残すために、今わたしたちフーレセラピストができることは、周りの大切な方々に今ある健康を維持していく大切さを伝え続けることではないでしょうか。施術も重要ですが、食事も含めた日々の生活習慣の見直しをお客様に伝えて、健康意識を高めて頂きたいのです。皆様のアドバイスと小さなことの積み重ねが数十年後の元気な体を作ると信じて。。。。
会報誌『ラフィネ』より
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