<痛みの感覚>関連痛
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からだガッテン
「普段は右ひざの裏の辺りに痛みを感じていたのに、施術でそこを触れられても特に痛みはなく、普段痛みを意識していない足首辺りに触れられると痛かった」というお客様。このように自覚している所ではなく、別の場所を触れられると痛みを感じる場合は、『関連痛』といいます。
この場合はおそらく腓腹筋の疲労が考えられます。腓腹筋は膝関節上の太ももから踵につながる筋肉なので、足首の疲労を、つながっている筋肉を通して膝の裏辺りで感じたのでしょう。
『痛みの感覚』と『疲労』は別のものとお考えいただき、皆様はお客様の『感覚』に惑わされることなく、足裏で筋肉の疲労を感じ取ってください。この方の場合は痛みのある足首ではなく、膝上から痛みの手前までをほぐしてあげるといいでしょう。また腓腹筋の緊張は足裏が緊張することでの関連痛もあります。足裏筋の技術で足裏をほぐした後に腓腹筋(下腿部分)に触れると痛みが取れている場合もあります。
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Q.約2週間おきに予約をしてくださっている60才の旅館の女将さんです。 上半身は特に問題ないのです