東京の銭湯
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最終更新日:2020/10/31
なんでもないようなこと
アカデミーから徒歩2分の場所にある『入船湯』に行ってきました。最初にここを訪れたのは長女が3歳のころ。今から25年も前のことです。初めての銭湯経験をと思って連れて行ったのですが、やはりうわさに聞くように東京(下町)の銭湯は熱い。何と言っても熱い。当時、当然のことではありますが娘はお風呂に入れず、熱いお湯にびっくりしたのかずーっと泣き続けていました。そんな思い出の残る入船湯です。
番台に行くと女将が「今日はふれあいデーだから、中央区の方は100円だよ」と言われ、会社に戻り住所確認のできる保険証とタオルを片手に番台へ。
お風呂で保険証を差し出したのは今日が初めてでした。
ところが、洗い場に入るとつい先日まであった石鹸とシャンプーがそこにないのです。仕方なくタオルで体を洗っていると、私より齢(よわい)の程10歳くらい上の江戸っ子らしいお兄いさんが「石鹸はねえのかい」と声を掛けてくださったので、「この前までありましたよね」というと、「ふれあいデーには置いてねぇのよ。よかったらこれを使いな」といってポンプ式の石鹸を差し出してくれました。
江戸っ子の温情を銭湯で感じて、頂いた石鹸で体を洗い湯船へ。
やはり今日も熱い。
46度だそうです。
卵が半熟状態になるのが45度なので、 タンパク質が固まり始める温度はすでに超えています。 そんなお風呂に5分浸かりました。もう少し浸かっていると半熟状態の体になるところでした。後から入ってきた人の作る熱いお湯の波が押し寄せるたびに痛みを感じます。「動かないでください。波を立てないでください」と言いたくなるような熱さです。
カラスの行水でしたが、寒い夜に体はホカホカ。洗い場で石鹸をくださったお兄いさんから「また来てやって」と言われ下町の温情と江戸の温湯(あつゆ)を体に感じて会社へ戻りました。
受講生、協会員の皆様、銀座EAST校から駅までの途中に入船湯はあります。たまには講習後にここで汗を流して下町の香りを衣にしてお帰りになってはいかがですか。
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