脊柱管狭窄症の施術
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からだガッテン
協会員の方から「60歳男性で脊柱管狭窄症に悩む方の施術」についてご質問がありました。参考にご覧ください。
脊椎狭窄症の方への施術では、痛みや力の入らなさの原因となる神経圧迫や筋緊張を和らげることが重要です。
以下のポイントを考慮して施術を行うと良いでしょう。
施術ポイント
- 骨盤周りの筋肉
- 大殿筋・中殿筋・梨状筋などの筋肉を緩める。
- 骨盤のバランスを整えることで、下肢への神経伝達が改善される場合があります。
- 脊柱起立筋と腰部
- 背骨周り(特に腰椎)の筋肉を優しくほぐし、緊張を解消。
- 圧迫されている神経の周囲をリラックスさせることが狙いです。
- 大腿の筋肉
- 大腿四頭筋・ハムストリングスを軽くほぐして血行促進。
- 筋肉に力が入りやすくなることが期待できます。
- 肩・首の筋肉
- 左肩や首に痛みがあるため、僧帽筋・肩甲挙筋を中心にほぐします。
- 過度の緊張が全身に影響を及ぼす可能性があるため、丁寧にケア。
- 臀部全体
- 坐骨神経が通る箇所(臀部深層)を軽くほぐし、神経圧迫を軽減します。
施術時の注意点
- 強い圧は避ける
神経に直接刺激を与えないように、優しく施術を行う。 - 痛みの反応を確認しながら進める
お客様の声を聞きながら、痛みを引き起こさないよう調整する。 - 全体のバランスを見ながら施術
局所的なケアだけでなく、全体のつながりを意識することが重要です。
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