自己免疫疾患について
公開日:
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最終更新日:2024/12/28
からだガッテン
お客様の状態
46歳女性、自己免疫性疾患の診断で免疫反応を抑制するためのステロイドを服用されていて、右足首に痛みがありますが、検査の結果はリウマチではないとの診断で医師には体を温めるように言われている方についてご質問がありました。
施術の注意点
- 医師の指示を最優先
- 医師から「体を温めるように」との指示があるため、施術はその方針に沿う形で行います。
- 状況が変わったり症状が悪化した場合は、再度医師に確認してから施術を行ってください。
- 強い刺激は避ける
- ステロイド服用中は皮膚が薄くなりやすく、強い圧や刺激は皮膚トラブル(内出血や損傷)を引き起こす可能性があります。
- 特に患部の右足首への直接的な圧迫は避けましょう。
- 免疫力低下への配慮
- ステロイドは免疫抑制作用があるため、感染症にかかりやすくなっています。清潔な環境で施術を行い、特に足部のケアでは感染リスクを最小限に抑えるよう注意してください。
- 炎症や腫れの確認
- 足首に炎症や腫れがある場合、直接触れる施術は避け、間接的な方法(遠隔部位のアプローチ)を検討します。
施術のポイント
- 体を温めるアプローチ
- 医師の指示に基づき、体全体を温める施術が有効です。
- 足湯(ぬるめのお湯で10~15分)
- 下半身を中心とした施術
- 医師の指示に基づき、体全体を温める施術が有効です。
- 血流促進を意識
- 足首の痛みがある場合、周囲の筋肉を柔らかくすることで間接的に血流を改善します。
- ふくらはぎの軽いフーレセラピー
- 太ももやお尻(大殿筋)へのアプローチ
- 足首の痛みがある場合、周囲の筋肉を柔らかくすることで間接的に血流を改善します。
- 右足首への対応
- 痛みがある部位に直接触れず、足首周辺の血流をサポートするような施術にとどめます。
- 足裏に軽い刺激を与える方法で、負担をかけないケアを行います。
- ストレス軽減を重視
- 自己免疫性疾患はストレスが増悪因子となることが多いです。リラクゼーションを重視し、心地よい施術を心がけましょう。
- 施術後の注意
- 術後は十分に水分補給を促し、急激に体を冷やさないようアドバイスします。
- 足首の痛みが増した場合や体調に変化があれば、施術を中断し、医師に相談するよう勧めます。
施術中のコミュニケーション
- 痛みや違和感がある場合はすぐに伝えてもらうよう、事前に説明します。
- 施術前後で体調の変化を確認し、必要に応じて施術内容を調整します。
自己免疫性疾患やステロイド使用者への施術は慎重さが求められますが、全身の血流改善やリラクゼーションを目的とした安全なアプローチを行うことで、生活の質を向上させるサポートが可能です。
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