脳梗塞の方へ(1)
お友達のお母様が元気になられるといいですね。
私もお祈りいたします。
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友人のお母様で10年以上前に脳梗塞で倒れて以来
左半身不随の方が近所にいます。
昔は、そのお母様と仲良くさせていただいてましたが
病気で倒れてから、疎遠になっていました。
やはり、病気のショックもあり
情緒不安定だったり、半身が動かないので言葉も聞き取れず
ご本人が人と会いたくない様子でした。
やっと、ここ数年は年賀状を送って近況報告なんかをしていました。
たまたま今年の年賀状に、ヒザが痛いという文章を書かれていたので
私が、フーレセラピーを始めた事を報告し
勉強の為に、是非、1度、フーレをやらせてくれないかとメールをしてみました。
返信はなかったのですが、1ヵ月後に再度、送ってみました。
「あすかちゃんが思っている以上に身体は動かないし元気な時の私じゃないのよ。」
という返信が来ました。
「私は以前、車椅子の方と出掛けたりの経験があるので大丈夫です。
身体が動かないのも分かっているつもりです。」
というメールのやりとりを何回かしてるうちに
「あすかちゃんに身体を預けてみます」と返信を頂きました。
それで、1回目にいらっしゃった時は、病気になってからどんな苦労をしたか
どのようなリハビリをしているか、何ができないのか、どこが動かないか、
触られたら嫌な場所などなど、世間話をしながらた~くさん聞いて・・・
いざ施術・・・
左半身が麻痺しているので、左側を下に寝転がれないという事で
右側に寝転んでもらってできる施術をしました。
次にうつ伏せなのですが・・・
腕がこわばって、胸の前から動かせません。
うつ伏せになれないのです。
右の腕で支えてもらい、ホフク前進の要領でうつ伏せになっていただいたのですが
右腕だけで支えるのはさすがに辛いだろうと
長時間はかわいそうに思い、下半身を少し触って終わらせました。
仰向けの施術も、腕の部分を少ししか出来ずにその日は終わりました。
ほんの30分ぐらいしか触ってあげられなかったにもかかわらず
この寒い時期に、夜まで身体がポカポカでしたというメールが届きました。
これは、リベンジしなきゃ!!!!という思いに駆られ
本日、2回目のフーレを行ないました。
あいにくの雪で、寒さでいつも以上に身体が固まって言う事を聞かないという状況・・・
まず、フットバスに20分、入っていただきました。
両足とも冷えがいつも取れないそうなので
たっぷりスネの辺りまでお湯を張り
ゆ~っくり浸かっていただきました。
そして、ストーブ、ホットカーペット、湯たんぽ、毛布、タオルなどで温度を逃がさないようにして
横に寝転んでいただき、何十回も、何十回もスラッシュフーレ、スラッシュフーレ
次の施術。うつ伏せは、手がやはり胸の前から動かせないので
布団を折りたたみ、枕の代わりにしました
高さを出してあげたら手を潰すことなく
うつ伏せになってリラックスできると考えたのです。
いざ、やってみたら、大成功!!!!!
何度も、何度もスラッシュフーレ、スラッシュフーレ出来ました。
そして、寝入ってしまいましたよ。
しばらくして、仰向け。
仰向けは、脚と右腕のみでしたがやっていたら
左腕もやって欲しいというので
フーレはさすがに無理なので、手で30分程さすっていました。
すると、ずーっとこわばって固まって動かなかった腕が開き始めたのです。
最終的には、真っ直ぐ伸ばせましたが
フーレは、今後の経過をみてからって事にしました。
やはり、立ち上がったりすると、腕は胸の所に戻ってしまいます。
その腕を支えている肩は、触らせてもらえないのですが
相当、疲労していると思います。
フーレをしてみての感想ですが
麻痺してる左側の方が、感覚が敏感らしく
「左の方が気持ち良い」と言っていました。
身体があったまってくるとビリビリするらしいのですが
正座をほどいた時のような感覚らしく
「血が通ってる証拠ですね~」なんて言いながら
ナンダカンダで4時間ほどかけてほぐしました。
最初は、「寒い日に当たっちゃって申し訳ない」なんておっしゃっていましたが
むしろ、寒い日に当たってラッキーでした。
身体の変化が分かりやすかったです。
身体をあたためる事は、本当に大切だと思いました。
また、時間が合う時は、フーレをやらせていただこうと思います。
まだ下半身ばかりの施術なので
いつか、全身が出来るようになったら良いな~と思っています。
また、何かあれば報告します。
長々と失礼致しました。
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