ボランティア報告

公開日: : 協会員の方と

こんばんは。入江先生!

無事ボランティア活動を終了することができました。

いろいろトラブルもありましたが、怪我もなく、病気も無く、皆無事帰宅でき、よかったです。

それでは、5日、6日 気仙沼市本吉町小泉地区のボランティア活動の結果を報告いたします。

   参加者:青柳みさえ先生、岡本めぐみさん、海岸ひろみさん、

宮田直子さん、大谷美由紀さん、松川治子 計6名

<5日> 

集合時間と場所は9時に仙台ということで、

そこまでの交通手段は各自に任せておりましたが、

当日東北地方は大雪!

B2

関西のバス移動組2名は高速の交通止めにあい、

一人は福島より新幹線乗り換えで時間通りに仙台に到着することができましたが

もう一人はバスの連絡が行き届かず、

福島をでたあたりで大幅遅れの連絡が入り、

どうすることもできず3時間遅れで仙台に到着することとなりました。

先に集合できた5名は現地のコーディネーターの方の車で仙台から気仙沼市へ移動。

途中、南三陸仮設住宅、南三陸町の防災センターを寄り、今の被災地の現状を視察。

雪でスケジュールが30分ほど遅くなりましたが、

無事に開始予定の14時には現地入りすることができました。

前もってチラシを配布していてくれたこともあり、

14時スタートの時間を待っていたかのようにすぐにお客様2名いらしていただきました。

その後、さらにお客様がお見えになり、すぐに待ち状態。有難いことです。

しかし、その頃には大雪も雨に変わっていましたが、その雨は本降り。。。

会場となっているコミニティ施設と仮設住宅は歩いて5分ほどの距離ではありますが、

坂を上り下りが必要となるため、本降りの雨は客足をあまり見込めないことに繋がります。

しかも、平日の昼間。

若い人たちはほとんど仕事にでかけていたため、

今回ターゲットにしていたのは高齢者の方々。。。

しかし、こんなに天候が悪いと楽しみにしていてくれた方も

出かけることをやめてしまわれる方もいたはず。。。

B1

仮設まで出向き、一軒、一軒、声かけも私たちの仕事。 

留守宅も多いですし、声をかけても出てくださらない方も、

食事の支度で出かけられない方も、

留守番をしなければならないので出かけられない方など。。。様々。

案の定、18時までの施術予定で、もしかすると延長するかも。。。と思っていましたが、

18時には来場者もなくスケジュール通り終了することとなりました。

計15名ほどの施術でした(一人20分程度の施術時間)

夜、夕飯は自炊と決めていたので、自炊調理班とフーレ施術班に分かれ、

フーレ施術班は身体が不自由でコミニティまで来れなかった方のために、

仮設住宅の集会場を借りて1時間半ほど施術をすることとなりました。

そこでも1軒、1軒、声かけをしました。

その集会場の施術は6名来ていただきました。

その中には21歳のお孫さんとおじいちゃんもいらっしゃいました。

無事施術が終了。

8時過ぎに、ようやく自炊班の料理で「お疲れ様~乾杯!」です。

皆結構疲労しましたが、地元のわかめ、めかぶ、鱈、ホタテを堪能することができました!

その夜、海岸さんと宮田さんのウクレレ演奏。。。なんでウクレレ?
  (お客様を和ませるために持ってきてくださり、歌付き演奏してくれたりしました。)

皆で歌など唄って、12時就寝。

<6日>

翌日6時起床!

小泉海岸から見る朝日を見て、被災地の現状を車で案内していただきました。

前日と違って太陽の光が暖かい、波も穏やかな海。。。

大雨がやんでホッと一安心。

今回初めての試み。。。4箇所の仮設を訪問する事となりました。

5日の施術会場は11月に訪問したときと同様だったため、

11月に受けていただいた方も覚えていてくださり、

再度いらしていただいた方も数名いらっしゃいました。

当初同じ場所で2日間施術する予定でしたが、

現地のコーディネーターの方から、仮設住宅の格差が生まれる、とのお話もあり、

小泉地区のほかの仮設 今回は4箇所(小泉地区には8箇所の仮設があるそうです)

巡回するとの提案がありました。

施術時間は朝9時から13時半まで。

長いところで1時間、あと、30分~45分の滞在となりましたが、

計22名ほど施術することができました。

B4

ほとんどが高齢者の方々。。。

皆様狭い仮設住宅の生活で、運動不足や膝に水がたまる、

肩が凝っている。。。などつらそうな方が多かったです。

B3

短い時間にもかかわらず、

「スッキリしました」 「身体が軽くなりました」

「足が軽くなりました」 「正座ができるようになりました」と感想をいただき、

「また来てね」と嬉しいお言葉もいただきました。

今、いろいろなボランティア団体がはいり、マッサージの団体も訪問があるとのこと。

ただ、フーレセラピーと違い、万人に簡単にできるタッチケアのようなものも

あって、そのイメージが強く、

マッサージ=あまりスッキリしない。。。と思ってる方が多いとのこと。

今回受けていただいた方々は、

「これは違うね、スッキリするよ、これがいいね」と言っていただけました。

この活動が頻繁にはいかないものの、

前回受けて頂いた方が、その時の気持ちよさを覚えていてくださって、

楽しみにして来ていただけた。

初めて受けていただいた方も、

他のマッサージとは違う、これはいい!と思っていただけた。

そのことが、とても収穫になりました。

B5

施術を終え、近くの観光スポットをまわっていただき、仙台へ。

私たちの希望どおりの時間に到着でき、それぞれ帰宅することができました。

今後もまたボランティア活動は続けていきたいと思っています。

高齢者が多い被災地で、マッサージのボランティアはとても必要と感じます。

狭い仮設、寒い環境での生活。

高台に仮設があるため、坂を上り下りとなるため、

歩行困難な方はますます足が衰えてしまう。

避難生活をしてから膝に水が溜まっている人が多いとの事。

本当に僅かな時間でも喜んでいただけたのが有難いです。

時間もお金も体力も精神力も自己負担となりますが、

これからも協力していただけるセラピスト募集です!

松川治子

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